<からだ全体で歌う、とは>

 

 体は全部つながっています。

 

 よく響く声で自由に歌うためには、足裏から頭のてっぺんまで(お腹、声帯だけではありません!)、体の各部分が互いに邪魔せず協調して働く必要があります。

 そのために大事なことは、筋力アップではなく、余分な緊張に気づき緩められるように身体感覚を高めることです。

 

「力を抜いて」と言われても、力を抜こうと意識すると余計に力が入ることはよくあります。

 フェルデンクライス・メソッドでは、まず自分がどのように体を使っているかを知るために、分かりやすく動きを使います。

 

 

ここでは「歌う」と言っていますが、本当は「歌う」ことと「話す」ことは基本的に同じです。