『素晴らしき哉、人生!』という映画を見ました。
(1946年アメリカ。原題: IT'S A WONDERFUL LIFE)
主人公のジョージは夢を抱き続きつつも、いつも自分が一番望むことを実現できず、家族や町の人のため、やむなく別の選択肢を取り、まわりの人々のため懸命に働いて生きてきました。あるとき、自分のミスではなく大金を失った彼は、すべてに絶望して自殺を図り、12月の冷たい河に飛び降りようとします。
「自分なんか生まれて来なかったほうが良かった」と言うジョージは、彼を助けに現れた見習いの天使から、彼が生まれてこなかった世界を見せられます。
その世界では、彼が生まれ育って暮らしていた町は暴力的で騒々しく、人々は、本当の世界では友人や妻や母親であるはずの人たちもみな、冷たく排他的でした。
そして見習いの天使がジョージに言ったセリフ。
“一人の人生はその他大勢の人生に影響を与える、
一人いないだけで世界は一変する”
自分がいるから、ほんの少しでも世界が良い方向に、暖かい方向に変わる。私もそんなふうに生きたい、と思いました。
映画を見終わったあと、気持ちが暖かく、うれしくなりました。